栗名月に栗料理はいかがですか

栗名月に栗料理はいかがですか

2024年10月15日は「栗名月」です。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、旧暦の9月13日の夜の月を愛でる「十三夜」という年中行事に由来します。この時期に収穫される栗をお供えすることから、そう呼ばれています。
今年は猛暑の影響で、甘い栗が収穫されているようです。

栗は、甘味をそのまま楽しむ茹で栗や焼き栗、栗ご飯、甘露煮、栗きんとんなど、和食はもちろん、洋菓子のケーキやグラッセ、中国料理では栗入りの煮物やおこわなど、さまざまな料理に使われています。しかし、栗を使った料理は美味しいけれど、下処理が大変と感じる方も多いのではないでしょうか。

栗の皮むきもコツさえつかめば簡単にできます。
まず、栗を1時間~半日位たっぷりの水に浸して虫を除きます。その後、鍋に水と栗を入れて5~10分茹でます。栗の“座”(底の部分)に切り込みを入れ、皮を少し残し、そこから包丁で引っ張ると鬼皮がむけます。栗を再び茹でた鍋に戻してふやかすと、渋皮がむきやすくなります。

もう一つの方法として、栗を一度冷凍するのもおすすめです。
水に浸し、栗の水分をふき取り保存袋に入れて冷凍します。凍ったまま沸騰したお湯にしばらく浸すと、さらに簡単にきれいに皮がむけます。必要な分量だけを使えるので便利です。

生栗を使う料理はひと手間かかりますが、その分だけ格別な味わいを楽しむことができます。ぜひ、この季節ならではの栗料理をお試しください。 



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