いつものカレーに香辛料をプラスしてさらにおいしく

日本人が創作した三大洋食“カツレツ”“コロッケ”“カレーライス”は、
ご飯に合う洋食として広がりました。特にカレーライスは週に1回は
食べられていると言われるくらい人気で、どこのご家庭でも食卓に
のぼるメニューになっています。

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そのカレーの歴史は、明治時代になってヨーロッパから日本に伝わりました。
しかし、カレー汁のように薄いもので、現在のカレーとは異なるものでした。
明治36年に国産のカレー粉が発売され、第一次世界大戦の頃、軍隊で「辛味
入り汁掛け飯」として人気メニューとなり、その味を覚えた人たちが広めて、
第二次世界大戦後に大衆化しました。そして今、皆さんが手軽にお使いのイン
スタントの固形ルウは、昭和30年代に日本人が開発し、カレーは国民食と
言われるほどになりました。

家庭のカレーの味は、その家庭によって異なっています。ポーク、ビーフ、
チキン、シーフード?使う野菜類は?市販のルウを選ぶにも、メーカーに
よっても特徴や種類があり、たくさんの組み合わせの中からご家族の好み
で選び、“我が家のカレー”の味を作っていることと思います。

さらに隠し味としては、にんにくやしょうが、ソース、ケチャップ、しょう
ゆ、はちみつなどが定番です。最近ではチョコレートやコーヒーを加える
など、ひと味加えておいしさをプラスする方法がありますが、カレー粉に
使われる香辛料をさらにプラスして、より深い味わいや香りを楽しんでみて
はいかがでしょうか。オリジナルの幅が広がりますよ。

カレー粉に使われている香辛料の例をあげると、
【香り】
カレーの香りに欠かせないカルダモン、フェンネル、クミン、コリアンダー
この他にシナモン、メース、ナツメグ、クローブ、オールスパイス、ディルなど
【辛み】
唐辛子、黒こしょうなどのペッパー、ジンジャー、マスタード、ガーリックなど
【色】
スパイスの全量に対して20~30%も使われているターメリック
この他には、サフラン、クチナシ、パプリカ、陳皮(ちんぴ)など

▶︎ カレー粉を使ったレシピはこちら



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