なすで暑気払い

なすで暑気払い


毎日暑いですねぇ~。
「暑気払い(しょきばらい)でも…」というと、ビールなどの冷たい飲み物を
飲む事と思われるのではないでしょうか?

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「暑気払い」とは、身体にたまった熱気を取り除くことで、江戸時代には枇杷
(びわ)や桃の葉を煎じた薬湯を飲んだり、冷たい食べ物や身体を冷やす効果
のある食品を食べて暑さを払っていました。その中でも、なすは古くから暑気
払いに良いとされてきました。

なすはインドが原産地で、中国から日本へ渡り奈良時代には全国で栽培される
ようになりました。夏に実るところから“なつみ”が転じて“奈須比(なすび)”
と呼ばれるようになったという由来があるくらい夏を代表する食品です。
「秋なすは嫁に食わすな」という言葉がありますが、なすは身体を冷やすこと
から、お嫁さんの身体を心配する意味もあるともいわれています。

主な品種としては、関東などで多く出回る“長卵形なす”、東北や関西で田楽、
しぎ焼き、煮物にされる“丸なす”、西日本で焼きなすや煮物にされ 長さが30
cm位にもなる“長なす”などがあります。この他には、からし漬けなどの漬物に
使われる“小なす”、アメリカ種を日本で改良した“米なす”など、さらに地域に
より形や大きさ、食感に特徴のある品種がたくさん見られます。

和食では、焼きなす、煮浸し、天ぷら、みそ炒め、もみなすなど、洋風にカレー、
チーズ焼き、パスタ料理、中国風にマーボーなすやあんかけ料理などなど…。
いろいろな料理に使えるなすで、食欲の減退する夏を暑気払いしませんか?

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<なすの保存方法>
なすは夏野菜です。5℃以下では低温障害が起こり、味が落ちてしまいます。
夏場はラップに包んで冷蔵庫の野菜室へ、夏場を過ぎたら風通しの良い場所
での保存が適しています。



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