お正月にいただく和菓子「花びら餅」

日本の和菓子は、洋菓子と比較してヘルシーでおいしく、職人さんたちのすばらしい
技術で四季折々を表現しており、とてもきれいで見ているだけでも楽しくなるお菓子
です。海外の方たちにも人気がある日本の食文化のひとつです。

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日本には季節の行事ごとに食べられ続けている和菓子があり、ひな祭りの菱餅(ひし
もち)や桜餅、お彼岸のぼたもちやおはぎ、端午の節句の柏餅、お月見の月見だんご
などです。そして、お正月にいただく和菓子が「花びら餅」です。

「花びら餅」は、新年に食べるお祝いのお餅で、平安時代宮中で元旦から3日間、長寿と
延命を願って固いお餅を食べる「歯固めの儀式」に用いられていた「菱葩餅(ひしはな
びらもち)」に由来しています。新年の宮中参賀に出た公卿たちは、紅白の餅とごぼうを
持ち帰って、京都ならではの白みそを使ってお雑煮を作ったそうです。

その後一般化して、円形に薄くのばした白い求肥(ぎゅうひ)に、ひし形の紅色をした
求肥と白みそを使った白みそあん、蜜煮にしたごぼうを乗せて二つ折りにした形になり
ました。茶道では初釜の行事には欠かすことができない茶菓子になっています。

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お正月には、お屠蘇(おとそ)・雑煮(ぞうに)おせち料理・花びら餅などと、
新年を迎えた喜びや、一年の息災を願うお正月ならではの食べ物を楽しみ、食べ
続けていきたいですね。



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