違いは分かりますか?
すだち、かぼす、ゆず

違いは分かりますか?すだち、かぼす、ゆず

まだまだ暑い日がありますが、秋が近づいて、旬の代表「さんま」の話題が聞かれるようになりました。
さんまと言ったら「塩焼き」、そして欠かせないのが、大根おろしとすだちです。
しかし、スーパーマーケットに行くと、すだちはどれ?・・・
すだち以外に、かぼす、ゆずなど、似たような柑橘類がありますね。

すだちとかぼすは、ゆずの仲間の柑橘類です。

すだちは、徳島県の特産です。ちょっと平たい球形でゆずより小さい果実で、香りと酸味をいかして料理に用いられます。8月~12月が旬です。しかし、緑色の果実の方が香りが高いので、9月頃に収穫されます。皮はすりおろして薬味に、果汁は焼き魚、刺身、鍋物に使われます。松茸の料理にも欠かせません。

かぼすは、大分県特産です。球形ですだちやゆずより大きめです。すだちと同様に、酸味と香りが高い緑色の9月~10月に収穫されます。酸味のある果汁を絞って、ちり鍋、刺身、酢の物などに用いられます。大分県ではふぐ料理によく使われます。

ゆずは、最も寒さに強いため全国各地で栽培されています。大きさは、すだちとかぼすの中間の大きさです。7月頃に大きくなった青色の果実は青ゆず、11月頃の黄色の果実は黄ゆずと呼ばれます。皮は香りが高く、せん切りにして「針ゆず」、へぎ取ると「へぎゆず」と言って、吸い物や酢の物の吸い口や天盛りに用いられます。果肉はたっぷりの果汁があり、絞って酢の代用にし、鍋物、酢の物に用いられます。

いずれも、香りや酸味が日本料理によく合い、クエン酸が豊富です。クエン酸は疲労回復、食欲増進、ミネラルの吸収を助けるなどの効果があります。
果汁を絞って食事や飲み物として取り入れてください。香りの成分には、リラックス効果、また、減塩効果にもなりますよ。



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