夏みかんと甘夏の違いは?

大学構内にある夏みかんが、枝がしなるほど大きい実をつけています。
店頭で見かけるのは甘夏…見た目はほとんど同じですが、違いは?

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夏みかんは、正式名称は「ナツダイダイ」でミカン科です。
4~5月に収穫されて、夏にかけて食べられるみかんです。山口県長門市仙崎に
漂着した南方系の柑橘の種を育てたのが始まりで、明治初年に商品として栽培
され、出荷されるようになりました。冬の温州みかんと区別して夏みかんと
呼ばれました。

甘夏は、正式名称を「川野ナツダイダイ」といい、夏みかんの変異品種で、突然
変異の一種の枝変わりで、昭和10年に大分県津久見市の川野豊さんによって発見
されました。夏みかんより酸味が少ないので甘夏と呼ばれました。
そして、夏みかんより早く色づき、食べやすいので、現在、甘夏の方が多く生産
されています。

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庭先で採れる夏みかんは、酸っぱいので食べられずに、観賞用になっている
ことが多いようです。

そこで、無農薬で安心・安全な庭の夏みかんを使って料理しませんか?
皮をむいて、砂糖をつけて食べる生食は素朴な懐かしい味、朝食にフレッシュ
ジュース、実をサラダに、果汁を加えてドレッシング、酢の物などの合わせ酢、
おやつに皮を砂糖漬けにして乾燥させてピール、さらにひと手間かけてチョコ
レートをコーティングすればおしゃれな一品、そして定番のマーマレードはい
かがでしょうか。

■手作りマーマレードの作り方
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①夏みかんを良く洗い、皮をむき、皮は細かく刻み、実は薄皮をむいてつぶす。
 種はガーゼなどに包んでおく。
②皮と実の重量に対する60%分の砂糖を用意する。(お好みの甘さや苦味により
 加減します)
③刻んだ皮をあく抜きのために、3回位茹でこぼす。(苦味が強い場合は、茹で
 水に浸したまま一晩位おく)
④③に②の砂糖と①のジュース状にした実と種を加えて(種を加えるととろみが
 つよくなります)、ホーロー鍋などで(アルミ鍋では変色します)加熱する。
⑤とろみが出たら出来上がり。
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