料理のレシピで悩むことば
“適量”と“適宜”の違い

料理のレシピで悩むことば“適量”と“適宜”の違い

コロナ感染予防のために、外食をするのが難しく、また、テレワークが多くなり、自炊する方が多くなりました。料理のレシピには料理初心者の方が悩むことばがいろいろとあると思います。

計量スプーンでの調味料のはかり方は、以前「“調理の基本”―計量スプーンの正しい使い方―」でご紹介させていただきました。その他には”少々”や“ひとつまみ”などは「料理の作り方の“少々”ってどの位?」でご紹介しましたので、参考にしてください。

この他にレシピには、“適量”や“適宜”ということばが出てきます。
例えば、肉の下味として塩・こしょうを適量や、チーズ焼きのとろけるチーズ適量、さらに好みの食材を適量など、どの位の量なのか迷いますよね。
肉や魚の下味の塩は重量の2~3%位です。味付けの適量とは、調味料でしたら、ちょうどよいかなと思う量を加減しながら入れます。ちょうどよい量と言われても最初からわからないですよね。そこで、少なめに入れておいて、仕上げの段階で味見をして、食べる人の好みや体調に合わせた量にすればよいのです。食材の場合は、まずは食べきれる量、盛り付けた時にきれいに見える量です。

適宜ということばも添え物や飾りなどに使われているのを時々見かけます。適宜とは、使っても使わなくてもよいということです。彩りとして必要だと思ったら使えばよいので、わざわざ買い求めることもありません。冷蔵庫などにある食材を用いて、盛り付けた時においしそうに見えればよいのです。



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